字小字干菜吊して留守ばかり     岡本 崇

字小字干菜吊して留守ばかり     岡本 崇

合評会から(三四郎句会)

信 字(あざ)、小字とくれば過疎地でしょう。干菜を保存食として冬ごもりする、という生活ですね。
有弘 過疎の村、干菜、字、小字とうまくつけたが、「留守ばかり」はどういう状況か。農作業かな。
久敬 夫婦のどちらかが介護施設に、ということもありそうです。過疎の現状ですね。
進 村を歩いていても人に会わない。そういう雰囲気でしょう。
尚弘 字は知っていたが、大字、小字もあるとは・・・。私の所は田舎じゃないからね。勉強になった(笑い)。
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 字と小字のことは、知っているようで知らないことの一例になるだろう。ある辞典によると市町村内を小分化した知名表示のこと。もともとは同時期に開発された田畑などの“一まとまり”を表しているそうだ。明治初年に市町村制の施行に先立つ市町村合併があり、合併以前の町村名がそのまま残されたという。
 意外なのは小字のこと。大字と並べる時にだけ“普通の字”を“小字”と呼ぶらしい。ならば掲句の上五は字余りの「大字小字」とすべきなのか? 書物やネットの調べだけだから、その辺はよく分からない。(恂)

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