ただの風邪医者の処方は三日分     堤 てる夫

ただの風邪医者の処方は三日分 堤 てる夫

『合評会から』(日経俳句会)

春陽子 「風邪かどうかはオレが決める」と医者にこないだ言われたばかり。リアリティのある句です。
双歩 私は七日分もらったけど、風邪なんか三日もあれば治るんだし、こういう細かい所に気づいたのがいいですねえ。
明男 本人は結構重い風邪だと思ったのに、医者からは「ただの風邪」と言われ、処方されたのはたった三日分。私も似た経験があり笑えるような笑えない句。
反平 作者の憮然とした表情が見えるけど、風邪を引いたくらいで医者に行くからこうなる。もっとも高齢になると肺炎が怖いから小生も行きましたがね。
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 今日は寒の入り。私の住む横浜は、昨日は日中14℃にもなるバカ陽気だったが、今朝はさすがに冷え込み、日中でも8℃にしかならない。暖房の部屋から庭に出るとぶるっと震えが来る。この温度差が風邪の一つのきっかけ。それに年寄ると一寸した風邪でもつい悪い方へ考えが傾きがちで、医者に行く。「ただの風邪」と鼻の先であしらわれると却って喜んでいる。(水)

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