卓囲む家族増えたりクリスマス     和泉田 守

卓囲む家族増えたりクリスマス     和泉田 守

『この一句』

 クリスマスのテーブルに、今年新しく家族となった新婦、あるいは赤ん坊が加わったとはまことにお目出度い。その喜びが素直に出ている。
 最初この句を見た時には、こういうことを詠むのなら「クリスマス」ではなく、日本人らしく「新年」「雑煮」「お節」などと絡ませた方がいいのではないかなと思った。しかし、何度も読み返しているうちにクリスマスも面白いなと思うようになった。
 キリスト教徒ではない日本人のクリスマスイブは宗教色が全く無いから、単なる「御馳走の晩」。丸焼き七面鳥とまで行かなくても、フライドチキンや大きなピザや派手な飾り付けのサラダなど賑やかな食卓となる。あるいはスキヤキ鍋を囲んでにこやかに「乾杯」ということもあろう。
 子供たちは「お願い」を書いた靴下をベッドの裾やツリーの下に置いてワクワクしている。これが済むと間もなく「お正月」。お正月となればもちろん「お年玉」。日本の子供たちにとっての年末年始は「興奮の一週間」である。そのお相手をするジイチャンバアチャンの?茲もほころぶ。(水)

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