なにげなく冬の夕日に手を合せ      吉田 正義

なにげなく冬の夕日に手を合せ      吉田 正義

『合評会から』(三四郎句会)

賢一 元日の朝、太陽が昇る時、手を合わせるでしょう。夕日にも「今日一日、有難う」という気持ちですね。
而云 かたじけなさに手を合わせる、という感じかな。
尚弘 冬だからいいのかな。夏の夕日や夕焼けはあんまり感じない。
豊生 平生、いろんな恨みつらみ、情けなさがあっても、一切忘れて冬の夕焼けを拝む。共感を覚えました。
正義(作者) 手を合わせたくなるもの、世の中にいろいろあります。感謝し、有難うございましたと・・・。
誰か 退院する時、病院に手を合わせたりしますよ。
          *          *         *
 真夏の炎天は恨みたくもなるが、秋から冬へと太陽の有難さが身に沁みる頃になる。そして春。草木を初め万物が成長を始め、太陽こそが命の元であることを、人間はごく自然に感得しているのではないだろうか。
 毎年の歳末、神棚を綺麗にし、天照大神の御札を納める。この神の名「アマテラスオオミカミ」は、子供の頃に教わっていたが、太陽神であり、日本人の総氏神と知ったのは、成人してさらに後のことであった。(恂)

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