抜け殻の蒲団そのまま朝支度     深田 森太郎

抜け殻の蒲団そのまま朝支度   深田 森太郎

『合評会から』(日経俳句会合同句会)

昌魚 景がよく分かります。このところ家内の調子が悪いのでベットも布団の始末も私がやっており、こういう状況です。身につまされていただきました。
三代 朝のあわただしい感じがよく出ています。この句は「抜け殻」ですが、「かまくら」と詠んだものもありました。皆さんいろいろ考えてますね。
博明 朝のせわしなさがよく想像できます。
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 春眠は暁を覚えずだが、冬場は暁どころかすっかり明るくなっても、もう少し、もう五分などと蒲団にくるまっている。またうとうとして、はっと気がつき、慌てて起きて、身繕いして、あれこれ必要なものを整えて・・。蒲団などは敷きっぱなしということになる。若い頃は大概の人が経験したことだろう。ところが近ごろはオジイサンと呼ばれる年頃にこういう人がかなり多いようだ。全てを委せきりにしていた連れ合いを亡くしたり、病気をされたりすると、どうもいけない。陸に上がった河童でちぐはぐなことばかりやっている。(水)

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