本堂の床秋冷の黒光り     今泉 而云

本堂の床秋冷の黒光り     今泉 而云

『合評会から』(日経俳句会)

昌魚 まずお坊さんが裸足で本堂を歩いているのを想う。秋の冷ややかな感じが目に浮かぶ。「黒光り」がいい。
庄一郎 「秋冷の黒光り」がいい。
三代 「黒光り」と「秋冷」がマッチしています。
悌志郎 磨かれた床が秋冷を映し取っている感じが上手い。
二堂 こないだお寺で法事をやったばかり。やあ実感だなと思いました。
臣弘 季語にぴったりで非常にいい句。
ゆり 分かりやすくていいかなと。
明男 急に冷え込んできて、床が黒光りしている本堂の静寂さを一段と感じる。
綾子 古刹の凛とした空気が伝わる。
森太郎 古刹の感じがよく出ています。
          *       *       *
 句会で最高点を得た句。昔から再三再四詠まれている情景の句だが、常に大方の支持を得る。こういうのを「偉大なるマンネリ句」と言う。(水)

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