白熊の大飛び込みや夏真昼     星川 佳子

白熊の大飛び込みや夏真昼     星川 佳子

『合評会から』(番町喜楽会)

正裕 白熊はやはり夏のものですね。暑い中で白熊が飛び込む情景がうまく詠まれています。
而云 「大飛び込み」が大いに気に入ってとりました。本当にすごい迫力で、大量の水が飛び散って・・・。白熊が水に飛び込む勢いを、実感そのままに詠んでいます。
水牛 いいですねえ。もう半ばヤケクソの白熊です(笑)。
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 近年、動物園や水族館では動物の展示にさまざまな工夫が見られるようになった。私がテレビで見た例では、ペンギンがあたかも空中を飛ぶように見えたり、アザラシがアクリルの大きな円筒を上下して泳いだり、という中で、最も気に入ったのがシロクマ(ホッキョクグマ)のダイビングである。
 飛び込む水槽はたぶんアクリル製で、白熊は水槽を真横から見ている人を脅かすほどの勢いで飛び込む。バッシャーンという大きな水音が聞こえるかのようだ。シロクマはアクリルの境すれすれまで顔を近づけ、人間をじっと見つめたりするが、暑さを吹き飛ばすものは「大飛込み」を置いて他にない。(恂)

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