ふうわりと三月は来て古書の市     大沢 反平

ふうわりと三月は来て古書の市     大沢 反平 

『合評会から』(酔吟会)

佳子 三月が来たときの感じって、本当に“ふうわり”ですね。古書の市も三月らしさがあります。
春陽子 私もふうわりに納得させられました。
正裕 ふうわりは擬音ですね。柔らかくて春が来たという感じがします。古書市が開かれるのも春か秋でしょう。
てる夫 私の場合、三月は予定がたくさんあって、やるべきことが次から次へとやってくる。とても忙しいんですが・・・。
水牛 だから、ふうわりに共感したということですか。
反平(作者) テレビで古書市を紹介していまして、ふうわりとした雰囲気を感じました。“ふわふわと”か、“ふうわりと”か、ちょっと考えました。(「ふうわり」がいい、という声が圧倒的だった)
            *            *
 「ふうわり」は実に感じの出ている擬音である。手元にある辞書に、この語はなかったが、「ふんわり」に、「ふわり」を強めた語という説明があった。ならば「ふうわり」は「ふわり」をさらに柔らかく表した語、と言えるだろう。旧仮名表記なら「ふうはり」になるが、この句には「ふうわり」がよさそうだ。(恂)

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