炊飯器スイッチぽんと敗戦忌     大澤 水牛

炊飯器スイッチぽんと敗戦忌     大澤 水牛

『合評会から』(日経俳句会)

迷哲 スイッチぽんに意表をつかれた。釜で炊いた昔を思い出し、今と対比して幸せをかみしめている。
木葉 あっけらかんとした感じがいい。
而云 とても上手な句だ。スイッチのぽんは炊けた瞬間かな。その時、今日は敗戦日だ、と気づいたのだろう。
阿猿 ユーモラスですね。昔は白いご飯が食べられずに、お腹を空かせていたと聞いています。それが今では、という感じがうまく出ていますね。敗戦忌が効果的です。
水牛(作者) このところご飯は自分で作っていますが、今ではほんとに楽ですね。
博明 敗戦忌を詠んでジメジメしていないところがいいと思った。
睦子 いろんな事に今の幸せを思います。
ヲブラダ 戦後の歴史、平和、日本の経済成長を、こんなにさらりと詠めるとは驚きました。
                   *        *        *
 いい句だねぇ、とこの句を称賛して呟いた。私は炊飯器を使った経験がないからな、と負け惜しみの弁。(恂)

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