梅雨明けや襁褓(むつき)の一歳スクワット     須藤 光迷

梅雨明けや襁褓(むつき)の一歳スクワット     須藤 光迷

『合評会から』(酔吟会)

水馬 孫でしょうね。股割りというのかなぁ。元気な一歳児の動きが見えて来ます。
而云 元気な赤ん坊の動きは、梅雨明けに合っていますよ。
木葉 おむつをつけた子の元気な動きはスクワットのようですね。一歳児の面白い動きが見えてきます。
てる夫 本当のスクワットではないのだが・・・。仰向けになっている時の動きかな。
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 「赤ん坊は二本足で立って初めて人間の道を歩き始める」とある書にあった。では、それ以前は? 「虫のようなものから哺乳類になり、やがて人類に至るまでの進化の道を歩んでいる」とのことであった。確かにそう思わせる所もある。一歳になる頃までの運動は、何と言っても足の動きが最も目立っているのだ。
 おむつを着けて仰向けに寝ていても、足をツンク、ツンクとはね上げている。両手を持って立たせると、なるほどスクワットをやるではないか。泣くのも笑うのも、この頃からようやく人間らしくなってくる。さっと抱き上げれば、にっこり笑う。梅雨明けの日、「お前の親もこうだった」と祖父は思うのであった。(恂)

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