街中に電飾あふれ十二月     嵐田 双歩

街中に電飾あふれ十二月      嵐田 双歩

『合評会から』(番町喜楽会)

幻水 「街じゅう」と読みました。けやき坂やミッドタウンなど私もいろんな場所の電飾を見に行きました。
可升 私も「街なか」ではなく「街じゅう」と読みました。非常にシンプルな句ですが、そのとおりだなあと思っていただきました。必ずしも作者が電飾を喜んでいるとも思えず、ありのままを詠んだのがいいと思います。
命水 最近は家庭でも電飾をするところがあって、私自身は辟易しているところもあるのですが、上手く詠んでいると思います。
而云 「十二月」にしたのがいいと思います。「クリスマス」じゃつまらない。
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 ほんとうに、而云さんの言う通り「十二月」としたのでこの句は生きた。「クリスマス」ではいわゆる「付過ぎ」になってしまう。それはともかく、どうして夜中をこれほど照らさなければいけないのだろう。京都の寺々のライトアップ、都会の汚らしい町の電飾、「止めてくれー」と叫びたい。(水)

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