山深き古道の茶屋に秋刀魚寿司     中村 哲

山深き古道の茶屋に秋刀魚寿司     中村 哲

『合評会から』(日経俳句会)

三薬 これを採ったのは、熊野古道あたりだと思うが、「山深き」所に「秋刀魚寿司がある」という対比がよく出ているので。
双歩 私も「こんな所に」という雰囲気があって面白いなと。
青水 リズムの良い俳諧味あふれる句ですね。
ヲブラダ 俳諧ですね。実体験かどうか分かりませんが、いかにもありそう。
水馬 三重と和歌山の道の駅には、秋刀魚寿司必ず売ってます。「山深き古道の茶屋」は知りませんが… 
          *       *       *
 多くの人が指摘したように、これは熊野古道。奥さんと一緒にここを歩いた時に見つけたのだという。和歌山や三重の漁港に上がった秋刀魚は早速、名物の秋刀魚寿司に。これと並ぶ紀州名物が高菜の目はり寿司。両方とも野趣豊かでとても美味い。それが今では冷蔵コンテナなどのお蔭で熊野古道の茶屋でも供される。なんとまあ嬉しいなあという感じがよく表れている。(水)

この記事へのコメント