喪中にも陽の温もりや三が日    吉田 正義

喪中にも陽の温もりや三が日    吉田 正義

『合評会から』(三四郎句会)

賢一 正月が喪中とは珍しい状況だが、喪中でも当然、正月は来る。シーンとしていて、暖かい日が続いている、という感じですね。
雅博 喪中の三が日、あり得ます。静かに新年を迎えたのでしょう。
有弘 悲しい状態ではあるが、三が日の陽の温もりで救われる。
照芳 喪中の三が日には意外性がある。悲しいが、俳句をつくるにはいい状況だな、と思った。
諭 陽の温もりがいいですね。例え喪中であっても太陽は平等に陽の光を届けてくる。
正義(作者) 我家は今年、偶然こうなった。いい正月、いい喪中だったということですね。
*         *          *
 皆さんそれぞれの言葉の裏にあるのは、太陽への感謝である。親族が亡くなり、悲しい状況なのだが、陽光を受けると暖かい心が生れてくる。「いい喪中」というものがあるのだ、と認識を新たにした。「悲しいが、俳句をつくるにはいい状況だ」(照芳)。この暖かな本音も、俳句作りの心を伝えて興味深い。(恂)

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