犀川のしぶきに朝の冬日差     田中 白山

犀川のしぶきに朝の冬日差     田中 白山

『合評会から』(金沢吟行大会)

双歩 犀川の眺めは情緒があって素敵でした。「しぶき」が効いてます。
臣弘 前夜の時雨に変わる翌朝の柔らかな陽射し。犀川の流れも朝陽を浴びてきらきら。明るい気分への切り替わりを込めた佳句です。
綾子 犀川の眺めは見飽きませんでした。輝いていましたね。
二堂 犀川の流れは結構早く、水量も多かった。しぶきの朝の日差がいいですね。
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 朝寝坊の筆者は冬の朝のきりっとした雰囲気は、子供の頃の記憶をたどるしかないのだが、それでもこの句の清冽な感じは十分感じ取れる。金沢吟行二日目の朝食を済ませて、宿の前を流れる犀川の岸辺を歩くと、かなり強い川風に散る水しぶきがきらきらと輝いていた。十一月末の、さあこれから厳しい季節が始まるぞという引き締まった気分もうかがえる。(水)
(7日付けで掲載した「寺町を迷ふ楽しみ冬構 白山」は既に12月14日に掲載した作品でした。お詫びしてこの句に差し替えます。)

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