蒲団干す太陽系の片隅に     嵐田 双歩

蒲団干す太陽系の片隅に     嵐田 双歩

『合評会から』(日経俳句会合同句会)

水馬 「太陽系」と「蒲団干す」、大小の落差がいい。
春陽子 「太陽系の片隅に」、意外性にびっくりしました。
哲 「蒲団」がいきなり「太陽系」に飛んで、さらに「片隅に」と視点が飛躍しているところに感心した。
阿猿 遠近感です。銀河系でもよいのではとも思ったけど、太陽が干すのだからやっぱり太陽系ですね。
好夫 最初見落としたが、見直したらこれはすごいなと採らざるを得なかった。
正裕 「太陽系の片隅に」よくこういう言葉が出てきたなと。
光迷 自分のことだけでなく太陽系にまで心を配る姿勢は、どこかの大統領などに心して欲しいものです。
青水 季語が生きている。俳句巧者が閃いた表現力の勝利。
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 物凄い奇想天外なことを詠んでいるように見えるが、実は自分の煎餅布団をさりげなく干している。この諧謔がいいね。(水)

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