寺町を迷ふ楽しみ冬構     田中 白山

寺町を迷ふ楽しみ冬構     田中 白山

『合評会から』(「逆回り奥の細道拾遺」金沢吟行)

双歩 歩いた寺町は入り組んでいて、はぐれたら迷子になりそうでした。観光協会のボランティアガイド「まいどさん」の黄色い服が頼りでした。 
水牛 「迷ふ楽しみ」とは実にうまいことを言うものだ。
百子 いろいろ足早に回りましたが、それはそれとして、知らない町中を歩きまわるのは本当に楽しいですね。
哲  路地伝いに迷路のような寺町を巡ると、民家の庭木に雪吊りがあったりして冬を感じました。
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日経俳句会と番町喜楽会合同の金沢吟行での一句。何しろ奥の細道を逆回りに辿るというユニークな吟行会で、5,6年かけて回ったのだが、金沢だけ行きそびれてしまい、この11月末に出かけてようやく「完結」した。だから、金沢でも歩き回るのは芭蕉と当時の加賀俳壇ゆかりの寺町ばかり。入り組んだ寺町の小路を辿り、「迷ふ楽しみ」を十二分に味わった。(水)

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