玄関をポインセチアであたためり     星川 水兎

玄関をポインセチアであたためり     星川 水兎

『合評会から』(番町喜楽会)

幻水 ポインセチアの赤い色と玄関を暖かくしたいという気持ちの組合せがいいですね。
満智 花が玄関をあたためるという表現がとてもいいなと思いました。
双歩 ポインセチアの赤は余り暖かくない赤だと思うのですが、玄関にそれを置いて暖かいと思うその気持ちがいいなと。
綾子 焚火のような感じのする植物ですから、この感じ分かります。
二堂 赤い大きな葉が、回りを明るく暖かくしそうです。冬の玄関は暖房もな
く寒々ですから。
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 中米原産の常緑低木で、十一月頃から茎のてっぺんの葉が燃えるように赤くなるので、クリスマスの飾りによく使われるようになった。日本には明治時代にアメリカから持ち込まれ、伝説の大酒飲みの巨猿猩々(しょうじょう)にちなんで猩々木という和名がつき、冬の季語にもなった。ポインセチアで薄暗い玄関に明かりを灯し、暖めるとは、洒落た感覚の句だ。(水)

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