職無きを俳人と書き冬うらら     岡本 崇

職無きを俳人と書き冬うらら     岡本 崇

『合評会から』(三四郎句会)

雅博 私も職業欄に「俳人」と書いてみたい(全員笑う)。「冬うらら」が効いていますね。
有弘 その通り。季語の明るさが句を明るくしている。
照芳 「俳人」とは意表を衝かれました。冬うららとの関係はどうなんですかね。
豊生 俳句に前向きな人ですね。明るく俳句に立ち向かう。まさに冬うららです。
久敬 俳人と言う職業があるんですか。軽やかさを感じさせる句ですが。
進 そう、楽しい句ですよ。こだわりのない人なんだ。
而云 ユーモアの句でしょう。「俳人」と書いて、ニヤリとしている。
崇(作者) 職のない高齢者が遊び心で「俳人」と書いてみた、ということです。
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 俳人とは何か。辞書に「趣味として職業として俳句をつくる人」とあるが、「俳句愛好家」という言い方もあり、プロ以外は普通、ここに括られよう。彼らは自らを「俳人同様」と、韜晦気味に呼んだりしている。(恂)

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