酉の市巫女の英語の達者なる     岡田 臣弘

酉の市巫女の英語の達者なる     岡田 臣弘

『合評会から』(日経俳句会)

てる夫 とても目立つ句。英語をしゃべる巫女を発見した作者に栄誉を。
反平 どうということはないのだが、時事句としていい句だ。
悌志郎 熊手を売る巫女が英語で説明するなんて昔ではあり得なかった。
昌魚 日本の伝統行事で、英語を話す巫女というのは面白い。
智宥 英語を話す巫女を見たというのは、幸運に立ち会ったことだと思う。
而云 巫女は本殿に居るので近づけないんじゃないかと思ったが、まあそんな疑問は吹き飛ばす面白い情景だ。
冷峰 訪日外国人観光客二千万人。巫女さんまでが英語を話すとは。
十三妹 巣鴨ですら外国人が多くなった。巫女と英語。楽しいし面白い。
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 作者によれば、これは新宿・花園神社だそうである。すごいラッシュの中、恐らくアルバイトと思われる若い巫女さんがハンドマイクで「アテンションプリーズ…」とやっていたという。今風な光景を捉えたところがお手柄と、参加三十四名中十一名が採り、この日の句会の断然一位。(水)

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