枯葉踏み又踏み幼児したり顔     竹居 照芳

枯葉踏み又踏み幼児したり顔     竹居 照芳

『合評会から』(三四郎句会)

久敬 枯葉を踏んで歩く子供の気持ちを汲み取っている。
信 枯葉は乾いているので踏むとパリッと粉々になるような音がする。幼児は得意げにお母さんの顔を見る。「ドヤ顔」ですよ。
雅博 音が聞こえてくるような句です。
賢一 「枯葉踏み又踏み」がいいですね。
有弘 「したり顔」がいいのかどうか、ちょっと気になったが。
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 「したり顔」には「してやったり」という誇らしげな、少々小賢しい感じがするので、有弘氏は首をひねったのではなかろうか。しかし、幼稚園くらいの子供は、何の気なしにやったことが思わぬ効果を現すと、よくこんな手柄顔をするものだ。落葉を踏みしだくと、思っても見なかった乾いた軽い音がするので、これでもかとばかりに踏んづけては「どうだ」と見得を切る。四、五歳の子どもの行動をよく見て、生き生きと描き出した。(水)

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