算盤の玉の軽さや梅雨明けぬ     谷川 水馬

算盤の玉の軽さや梅雨明けぬ     谷川 水馬

『合評会から』(番町喜楽会)

而云 算盤塾に通う子供は今でもけっこう多いらしい。梅雨明けと算盤玉の動き。目の付け所がいいですね。
正裕 梅雨が明けて算盤の玉が軽くなったというのは、「そうだな」と納得できます。
満智 算盤の玉の軽さが、梅雨明けの気持ち良さにすごくマッチしていて、いいなと思いました。
てる夫 梅雨が明けて湿度が下がり、算盤の玉が軽く走るというのはその通りで、よく分かります。そういえば算盤を作っている欧州の青年を取り上げたテレビの番組がありました。日本人として有難い。
百子 その青年は算盤を小学校に無償で提供しているのですが、玉が大きくてすべらない。日本のテレビ局が招待して本物の算盤作りを見せたという番組です。句の作者も同じ番組を見たのでしょうか。
水馬(作者) 大掃除していたらカミさんの古い算盤が出て来ました。玉を動かすと意外に軽いんですよ。
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 この句、梅雨の最中の句会に登場した。本欄への出番は梅雨明け後、と思っていたが、東京はまだ明けない。しかし東海以西は明けているので、もうよかろう、と載せることにした。これで東京も明けるか。(恂)

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