春の燈や媼翁は赤ワイン      前嶋 厳水

春の燈や媼翁は赤ワイン      前嶋 厳水

『合評会から』(番町喜楽会)

百子 じいちゃん、ばあちゃんが春の宵に赤ワインを酌む。ほほえましく、暖かい雰囲気が感じられます。熱燗じゃないのが洒落ていますね。
而雲 媼(おうな)を先にしたところがいい。「赤ワインにしましょうよ」「ああ、そうしよう」と・・・昔は亭主関白だったが、老いて婦唱夫随に変わったのかも知れない。
大虫 赤ワインは身体にいいということもあるのかな。なごやかな感じがします。
白山 まさに今の時代の句。(長く住んだ)韓国でもそうなんです。年寄ると女の人の方が飲めるんですね。酒の選択も女性主導になる。これからも、どんどんこういうことになって行くんでしょうなぁ。
双歩(メール選評) 赤ワインを少しだけいただくのは健康に良いとか。元気な爺さん婆さんに乾杯!
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 「何で赤ワインなのか」「白も悪くないよ」の声も。しかし赤の「健康にいい」という定説は動かし難い。それに春燈下に老夫婦が仲良く一杯やるなら、あの落ち着いた赤紫色が似合うのではないだろうか。(恂)

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