消防の二台見守る野焼かな       徳永 正裕

消防の二台見守る野焼かな       徳永 正裕

『合評会から』(番町喜楽会)

水牛 野焼きの現場を何度か見たけれど、火は思わぬ時、一気に広がる。消火も怠りないはずだが、消防が二台見守るという・・・なるほど、こういう風に詠むのかと感心した。
双歩 野焼きの炎の赤と消防車の赤と。のどかな雰囲気もあって、こじんまりした野焼きかと思いました。
而雲 「消防車」ではなくて、「消防の二台見守る」と詠んだところがうまい。
白山 私も「消防の二台」がいいと思った、
可升 野焼きの風景をよくまとめられた。消防団の印半纏という句は見たことがあるが、消防の二台とは調子がいい。
正裕 (自宅のある)佐倉の実景なんです。消防車を見つけたので、何事かと行ってみたら、野焼きだった。
水牛 野焼きやるところに君は住んでいるんだ(笑い)。うらやましい(大笑い)。
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 晴天、真昼間の野焼きを見たことがある。炎はほとんど見えず、煙が動いていく。煙が間近まで来た時、火炎が見えた。案外な勢いがあり、さらに広がる様子である。「やばいぞ」などと慌てていたら、見回りのおじさんたちが来て「大丈夫だよ。風もないし」と笑っていた。火は農業用水の溝で止まった。(恂)

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