意地といふものかも知れず茄子の棘   今泉 恂之介

意地といふものかも知れず茄子の棘   今泉 恂之介

『合評会から』(日経俳句会)

ヲブラダ 「意地といふものかも」と詠んでいるところが実に面白い。
正市 斬新というか意外というか、写生句とは違う次元で人生の厚みを感じた。
智宥 ボケナスとか言われている茄子に「意地」を持ってきたのが非常に面白い。
正裕 もしかしたら自分のことを言っているのかもと思いました。
好夫 艶々しているだけじゃないよと。
光迷 昨今の自衛隊論議はともかく、いかなる生き物にも身を守る術がということでしょうか。
綾子 「茄子の棘いらっとさせる生命力」という句もあり惹かれましたが、「意地」とみたところがいいですね。
冷峰 「意地かも知れず」とはねえ・・、教えていただきました。
          *     *     *
 合評会では断然人気の一句。この作者には棘は無いようだが、実は巧妙に隠しているのかも。今年喜寿。いよいよ元気に隠し針を研ぐか。(水)

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