月見草陸軍伍長の墓の裏        大沢 反平

月見草陸軍伍長の墓の裏        大沢 反平

『合評会から』(酔吟会)

てる夫 陸軍伍長に全部かぶせて、うまい作り方だと思います。月見草を見た記憶はないのですが、雰囲気はよく分かります。
正裕 戦死したのですね。伍長の位が月見草とよく合っています。
水牛 上等兵くらいだった兵士が死んで伍長に昇進したのでしょう。
詠悟 上等兵の上が兵長で、伍長はその上。軍曹の下の位だから、下士官の一番下になりますね。
睦子 実際の月見草を見たことはないのですが、華やかではなく、ひっそり咲いている、という印象を持っていました。陸軍伍長の墓に相応しいと思いました。
反平(作者) 我が家の近くに無住寺があります。そこで陸軍伍長の墓を見つけました。墓の裏に黄色い花が咲いていまして、それを月見草に見立てたわけです。
              *            *
 戦死して伍長に昇進、なんて・・・。待てど暮らせど息子は帰らず、英霊の母になったのだ、この母は。(恂)

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