昭和の世語る仲間や花の宴   印南  進

昭和の世語る仲間や花の宴   印南  進

『合評会から』(三四郎句会)

賢一 平成のいま、同世代が花見酒を飲み、昭和を語っている。
信 いま元気なのは昭和生まれのジジババ。花見に来て大トラになって、意気軒昂、懐かしく語り合っている。
尚弘 昭和生まれは元気ですよ。
久敬 はげ頭もいて、賑やかでしょう。
豊生 激動の時代を生きてきた仲間ですから・・・、若い人への応援歌も聞こえてきます。
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 昭和2、3、4年生まれは海軍兵学校、陸軍幼年学校、あるいは予科練などに入って軍人の第一歩を踏み出したり、実際に特攻機に乗って散った人もいる。それ以後20年生まれまでは戦中戦後の飢餓時代をかいくぐった世代。とにかくあまりにも異常な時代を過ごしたものだから、「花の宴」などではどう振る舞っていいのか分からない、不器用さが目立つ。ただひたすら飲み続け、若者が呆れ果てるのも気付かず場違いな昔語りに興じるばかりである。(水)

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