帯解けば小銭こぼるる初詣      須藤 光迷

帯解けば小銭こぼるる初詣      須藤 光迷

『合評会から』(番町喜楽会)

てる夫 色気漂う初詣、という雰囲気を買っていただきました。
正裕 お詣りが済んで、着物を脱いだら残っていたのがぱらぱらと。色気がありますね。
大虫 初詣の帰り、お二人がどこかへ行ったのでしょう。女性が帯を解くと小銭がちゃらちゃらっと……。滑稽さも感じられます。
塘外 初詣と姫始めという二つの正月行事を巧みに一句にまとめた名句です(爆笑)。
斗詩子 女性とは思いますが、家へ帰って着物を脱いだら、小銭が落ちたのでしょう。
白山 私はね、直感的に男のお詣りの後のことと思った。だから色気は感じません。
水牛 真夜中の明治神宮の初詣に行って、首筋に賽銭が飛び込んできたことがありましたよ。
而雲 投げられた賽銭が着物に飛び込むのですね。男かなあ、と思いましたが。
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 作者は男性。女性から聞いた話だという。作者が男性と知り、「なーんだ」と落胆するのは変な話である。(恂)

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