夏めくやアジアン雑貨の店に入る   植村 博明

夏めくやアジアン雑貨の店に入る   植村 博明

『合評会から』(日経俳句会)

碩 東南アジアの蒸し蒸しした暑さと、アジアの雑貨とが組んでできたいい句だなと思います。
正市 たくさん吊るしてある雑貨。ぐちゃぐちゃな店と「夏めく」の取り合わせがユニーク。
綾子 猥雑な雰囲気がいかにも「夏めく」感じです。
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 「アジアン雑貨」という言葉は若者から中高年まで、特にショッピング好きにはしっかり定着しているのだという。試しにグーグルにアジアン雑貨と入れてみたら、そういう品物を扱う店の名前がぞろぞろ出て来た。横浜山下町・中華街、渋谷、下北沢などに多いようだ。そういえばよく行く中華街には昔から中国や東南アジアの安物雑貨をごたごた並べる店があった。今やそういった店をひやかし、気に入った小物を買ってきて飾るのが流行らしい。ことに蒸し暑さでは断然親分格の国々の小物はお手軽な消夏法になるようだ。(水)

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