オルガンの惜春の音や奏楽堂   水口 弥生

オルガンの惜春の音や奏楽堂   水口 弥生

『合評会から』(日経俳句会)

淳(北沢) 「惜春」とオルガンの音がいい感じで響いた。上野の奏楽堂は今閉まっているので、前の話なのでしょうが春の終わりの感じがよく出ている。
実千代 三月にさよならフェスタをやっていました。「オルガン」と「惜春」が合っていますね。フルートとかピアノだとちょっと違うかな。
智宥 「奏楽堂」に「オルガン」じゃ当たり前(笑い)、だけどやっぱりいい句。
臣弘 ピアノでなくオルガンがいいね。伝統というか懐かしさを引き起こす。
紘 リズミカルな感じ。だけど奏楽堂は立派過ぎるので、村の分教場あたりが合うのかなと思いますが。
睦子 「オルガン」「惜春」「奏楽堂」と材料がそろっています。
          *
 上野の山にある旧東京音楽学校奏楽堂。明治23年に作られた木造の音楽堂で重要文化財。時々手入れのために休館するが、まだまだ現役で頑張っている。二階の音楽ホールの正面には大正時代にイギリスから輸入された我が国最古のコンサート用パイプオルガンがあり、やさしい音色を奏でている。(水)

この記事へのコメント