良き音を狙い定めて落葉踏む   星川 水兎

良き音を狙い定めて落葉踏む   星川 水兎

『合評会から』(番町喜楽会)

愉里 落葉が溜まっている所に足を入れて、ざくざく音を鳴らして楽しんでいる様子が目に浮かびます。
満智 あっ、分かるーと、誰でもなるのでは! 落葉の音、踏みに行く人の動きまで、生き生きと伝わってきます。
迷哲 たくさん溜まっている所を選んで、音を楽しんでいるのですね。ずいぶん、余裕のある人ですね(笑)。
光迷 今年は落葉が少ないので、こういう実感がなかなか湧かないねえ。
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 特に他人の目がない時などには、安心して、落葉とかどんぐりとか、路上に散乱している物を遠慮なく蹴る。誰もが経験したことのある密かな悪事(?)の愉しみを、うまく掬い取って、一編の詩に昇華させている。作者のセンスと技量には脱帽するばかりです。
 独吟行と称して、暇に任せて自宅周辺を、ふらふら徘徊ばかりしているボクも、改心して、いつかはこんな素敵な17音を紡ぎだせるようにと、鼓舞してくれる一句です。
(青 25.11.13.)

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