マヨネーズ付けてどうなる柿若葉  杉山三薬

マヨネーズ付けてどうなる柿若葉  杉山三薬

『この一句』

 いやぁ、本当に吃驚しましたよ、この句を見たとき…。そして思わず笑っちゃいました。柿の葉を噛んだ(?)作者の顔を想像して。それにしても、よくこんな発想をし、そのうえ堂々と投句したもんですな。その大胆不敵さには頭が下がります。 
 「全く同じことを考えたバカ(失礼)がいるのだと嬉しくなりました。私が作った柿若葉とマヨネーズの句はボツにしました」(双歩)とか「食べることなど想像だにしませんでした。発想の豊かさに一票」(百子)という声も聞かれましたけど…。
 もとより柿の葉寿司は知ってますよ。笹の葉に包んだ寿司も食べた覚えがあります。だけど、柿若葉をマヨネーズで、とはね。サラダ替わりですかね。色艶のいい柿の若葉は柔らかそうで、美味しそうだけど…。どんな味だったのか話してほしいですな。
 しかし、こういう一瞬ギョッとさせられる作品はいいもんです。乙に澄ました花鳥諷詠ばっかりじゃつまんない。いまや俳句にもソウゾウリョクが必要なんです。そう、創造力と想像力。写生ばかりじゃ「第二芸術」に黴が生え「第三芸術」になっちゃいますよ。
(光 21.05.24.)

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