残雪を靴に感じて夏の山    宇野木 敦子

残雪を靴に感じて夏の山    宇野木 敦子

『合評会から』(三四郎句会)

雅博 残雪を靴に感じるという表現が良いですね。
有弘 山歩きの人の実感でしょう。靴底の感触がいい。
尚弘 標高を残雪で表現し、夏山をうまく表現しています。
敦子 (作者) (雲取山へ登った時は) 八月なのに残雪があって、ザクザクと靴に感じながら歩きました。東京の山だからと甘くみてしまって、後半はキツかった。山小屋で一泊しました。
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 作者の登った雲取山は東京都の最高峰(標高二〇一七㍍)、埼玉、山梨両県にも接している。秩父山地にある相当大きな山で、日本百名山の一つ。登山口までバスで行って、登りは七、八時間かかるだろう。句会はコロナウィルス騒ぎを受け、選句やコメントはメールによる集計となった。そのために聞き漏らしたが、掲句は作者の何年か前の記憶によるものかも知れない。八十歳超の作者、今も健脚の持ち主だが、雲取となるとちょっと無理かな、と思う。
(恂 20.08.09.)

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