開花待つ次も娘が生まれるの     大平 睦子

開花待つ次も娘が生まれるの     大平 睦子 『合評会から』(日経俳句会) てる夫 真面目な句なのか、あるいは三薬さん句のような・・・面白い句だ。 冷峰 次も女で喜び半分、諸手をあげて喜んでいないとも取れますが・・。 誰か それを言っちゃね。 水馬 「開花」が季語足り得るのかはなはだ疑問ですが、娘のところにまた娘ですか。将来、物入りだなとか余計なこと考えてしまいますが、これもまた嬉しいんですよね。 阿猿 覚悟と期待に満ちた句です。このお母さんはきっと、お姉ちゃんになる娘の手を引いて、桜の木を見上げているんじゃないでしょうか。三人の女性が目に浮かび、命を生みつないでいく女性の力強さを感じます。           *      *       *  現代医学の恐ろしさ。生まれて来る赤ん坊の性別が早くから分かってしまうのだ。いいような悪いような・・。それはともかく、この句の詠み方がとてもユニークで面白い。「次も娘が生まれるの」と会話調である上に「開花待つ」という新しい季語を作ってしまう強引なところが実に傑作。(水)

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