ぶらんこを漕ぎ東京へ飛んでいく     今泉 而云

ぶらんこを漕ぎ東京へ飛んでいく     今泉 而云 『合評会から』(番町喜楽会) 木葉 非常に面白い。発想が飛んでる句だなと思いました。 命水 子供の頃にはこんな思いを抱いていました。メルヘンだなと思っていただきました。 水馬 自分じゃこんな句は詠めないですね。メルヘン以上のなにか深いものも感じられます。 光迷 守屋浩の「僕の恋人東京へ行っちっち」を思い出したのと、昭和から平成へと時代が変わっても東京一極集中は変わらないなあ、とふたつの事を思っていただきました。           *       *       *  選句表を見て最初に注目したのがこの一句。類句ありとの指摘もあったが、私にはとても新鮮な句に思えた。こういう表現の仕方もあっていいんだ、と教えられた気がする。具体的な物は季語の「ぶらんこ」だけ。どうして飛んで行くのか?なぜ東京なのか?なにもわからないが、得も言われぬ爽快感がある。迷うことなく一票を投じた。作者のお名前を知って驚いた。その感性の若さよ!(可)

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