ゴーヤばかりぐんぐん伸びる酷暑かな    大澤 水牛

ゴーヤばかりぐんぐん伸びる酷暑かな    大澤 水牛  『合評会から』(番町喜楽会) 木葉 今年の酷暑を上手く表現した、と思っていただきました。 てる夫 ゴーヤはもともと暑い土地の植物ですから、まったくこの通りだろうと思いますね。 双歩 今年はなぜか我が家のゴーヤの生育はイマイチ。お隣さんは枯らしてしまった。 斗詩子 今夏の酷暑、生き物みんな縮こまっているけれど、ゴーヤだけは伸びます。早く子どもたちを外でのびのび遊ばせたいなと、この句を見てしきりに思いました。 水牛(作者) 今年の夏は異常ですね。ゴーヤは例年より生りが一ヶ月も早く、胡瓜は早々と撤収してしまった。              *         *          * 「ゴーヤ」(苦瓜=にがうり、茘枝=れいし)は夏の季語。「酷暑」については言うまでもない。「季重なり厳禁」の句会もあるそうだが、この“番喜会”の面々は「必要なら季重なりも0K」と、意に介さない。選句表を探したら、他にいくつも季重なりを見つけることが出来た。句を見て良し悪しを判断せよ、ということだ。掲句は二つの季語が相俟って、効果を高めていると私は思う。いかがだろうか。(恂)

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