底知れぬ嘘と忖度木下闇 須藤 光迷
底知れぬ嘘と忖度木下闇 須藤 光迷
『合評会から』(日経俳句会平成30年度上半期合同句会)
反平 時事句。底はとっくに割れているんだけどね、ともあれ不愉快。
実千代 今の世の中の事を詠んでいて納得しました。
而云 俳句の出来うんぬんというより、今思っていることを詠んでくれた。
涸魚 水牛さんの怒りまざまざ。
青水 自分もこの種の俳句をいくつかものしたが、同類の趣旨の俳句としてはこの句が一番まとまっている。
ヲブラダ 民主主義国家に住んでいると思っていたら、どうもそうではなかったらしい。
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日経俳句会半年一度の合同句会で「天」を射止めた句。涸魚さんの句評は、ブログ「水牛のつぶやき」でモリカケ醜聞について怒りをぶちまけたのを見て、これも水牛の作と思われたのかも知れない。とにかく政官界の腐敗汚濁が我慢ならない状態になっていることは確かで、この直前の「番町喜楽会句会」でも「六月の闇に消えゆく嘘いくつ 木葉」が一等賞になっている。(水)