好日や手に万両の実のぬくみ     廣田 可升

好日や手に万両の実のぬくみ     廣田 可升 『合評会から』(山手七福神吟行句会) 臣弘 私も水牛さんの真似をして万両を手にして発財を願いました。真っ赤な小粒の実が印象的でした。 的中 晴れた日と万両のずっしりとした実の質感がよく合っていると思いました。 春陽子 何気なく手にした万両の実、意外にも日の温もりを感じた、俳人ならではの感覚。 「好日や」の上五も効果的。 双歩 妙円寺の境内に立派な万両がありましたね。 大虫 好天の日差しに赤い実の温もりを感じます。 水馬 下五の「実のぬくみ」には、真っ赤な実の「命のぬくみ」が詠まれていると思います。 水兎 横浜から飛んできた手の生えた鳥が、実をむしっていたようです。 二堂 今年も幸せいっぱいという、心持がよくわかります。           *       *       *  ぷっくりふくらんだ真紅の万両の実は手触りよく、温みを感じた。お参りの記念に、良くないこととは思いつつ小鳥の上前をはねて数粒頂き、お賽銭を上げてお許しを願った。帰宅して実を洗い、鉢に蒔いた。福禄寿・寿老人の万両。見事芽生えてくれますように。(水)

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