眠る子がふいに笑へり冬銀河     向井 ゆり

眠る子がふいに笑へり冬銀河     向井 ゆり 『合評会から』(日経俳句会合同句会) 臣弘 よくある光景ですよね。面白い。眠りながら「ふふふっ」て笑っている子、考えれば考えるほど深みのある句。 冷峰 なんで笑ったのか疑問に思うことがある。夢見て笑っているのだろうか。「ふいに笑へり」が気に入った。 二堂 いい夢を見ているのかな、「冬銀河」とあるから星が好きなのかな、いろいろ想像させる。 而云 何考えているのかなと思った時、前世を想っているのか、宇宙の成り立ちを考えているのかなとも。そういうこともあるなと思いながら選んだ。 弥生 一瞬の笑顔と「冬銀河」を合わせたことで、大きな幸福感が出ている。 光迷 今の時期ならサンタクロースの夢か…。楽しい思いに誘われます。温もりのある室内と冴え冴えとした屋外の取り合わせもいい。           *       *       *  子供はよく夢を見るようだ。時には怖い夢にうなされることも。これはきっと幸せな夢なのだろう。その寝顔を見つめるお母さんも幸せになる。(水)

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