秋冷や足の裏にも運命線     嵐田 双歩

秋冷や足の裏にも運命線     嵐田 双歩 『合評会から』(日経俳句会) てる夫 面白い句。年を取ると靴下をはくのも苦労するのに、この人はアクロバティックな人で(大笑い)、思わずニヤリとした。 博明 足裏に運命線があるのかどうか知りませんが、秋冷時に足裏をじっと見るのは分かる気がします。 万歩 胡坐の裸足が冷えてきたので、ふと目を落とすと運命線があった。足相を発見し句に仕立て上げたところに脱帽。 定利 何の気なしに足の裏を見た。風呂に入る前か。ずっと見る、寒いのに。 阿猿 そろそろ裸足だと冷えるなという時にふと見た足の裏。なんだか手のひらに似ている。運命線まであるんだ、フーンというささやかな発見の一瞬が切り取られていて面白い。           *       *       *  全くバカバカしい人を食ったような句だが、実に面白い。前足後足と言うように、人間だって元々は手も足も同じ出来具合だったのだから、手相があるのなら足相もあるはずだ。風呂に入って、ゆっくり眺めてみよう。(水)

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