ハロウィンや小悪魔たちの声高く    池内 的中

ハロウィンや小悪魔たちの声高く    池内 的中 『季のことば』  先月(十月)の末、我が家の周りから子供たちの賑やかな声が聞こえてきた。二階の窓からそっと覗くと、三角帽子やマントなど、ハロウィンの衣装を身につけた幼児たちが集まっている。家内によると、これから近所の家々を廻り、キャンディなどを貰いに行くところだという。  「見に行きたいけれど」と家内。「トリック・オア・トリート」(お菓子をくれないと、いたずらするぞ)と口々に言われてしまうらしい。「来年からお菓子の用意をしなくては」と呟いていた。日本でのハロウィン騒ぎは十数年前からとのことで、すでに「クリスマスを上回る」の声もある。  さて、この句、「ハロウィンは歳時記にない」の声が聞こえてきそうだ。しかし歳時記の時代遅れは皆様もご存じの通り。ネットでこんな質問・回答を見つけた。「ハロウィンは俳句の季語にしていいですか」「これだけ普及しているのだから、いいのじゃないでしょうか」。全くその通りだと思う。(恂)

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