赤銅の警備員ゐて秋の風     植村 博明

赤銅の警備員ゐて秋の風     植村 博明 『合評会から』(日経俳句会) 弥生 赤銅色の警備員と秋の風との取り合わせがユニークです。 実千代 夏の日焼けが秋風の頃赤銅色になる。そんな情景がうまく出ています。 三代 日焼けした警備員が秋の風に吹かれている。季節の移るさまをうまく詠んでいる。 万歩 夏から秋への時の経過が巧みに表現されている。 佳子 会社のビルのお掃除のおじさんに、年中黒い人が居ます。秋風が吹く頃になると確かに目立ちます。着眼点が面白いです。 睦子 同じです。 ゆり 同じです。           *       *       *  皆さんの感想がほとんど同じ。こういうのも珍しい。さらに合評会では「六人の女性が採った。男の赤銅色に弱いのかねエ」という声が上がって会場は大笑い。とても面白い。秋風に立つガードマンという現代都市風景をすぱっと詠んだ。(水)

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