便箋の白さ眩しき夏に入る     玉田 春陽子

便箋の白さ眩しき夏に入る     玉田 春陽子 『合評会から』(日経俳句会上期合同句会) 昌魚 「夏に入る」を便箋の白さで表し、それが眩しいと言う詠み方には恐れ入りました。 悌志郎 便箋の白さに目を付けたのがいい。 涸魚 夏の感じを鮮やかに捉えている。 正 久しぶりの便り、便箋の白さが眩しい。夏の到来を実感する。 実千代 白という色を夏に乗せて、夏の初めの様子がよく分かります。 弥生 表現自体はシンプル、それゆえに強い俳句になっています。 二堂 白さに驚いたというのは非常に面白い。 而云 初夏の机上を描いて巧みだ。 阿猿 たしかに紙は明るい夏に際立つ。青いインキの字まで見えてくるようだ。 ヲブラダ この季節の光の輝きを美しく詠んでいる。 正市 立夏の本意をうまく押え表現している。           *       *       *  「夏」と「白」の取り合わせは平凡で、何と言うことも無い句に思えるのだが、句会では断トツ人気。誰もが感じることをすっと述べたところがいい。(水)

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