一斉にビル輝ける初日の出     大下 綾子

一斉にビル輝ける初日の出     大下 綾子 『合評会から』 百子 初日と言えば山々を照らすとか、海を真赤に染めてとかいうイメージですが、これは超高層ビル群が一斉に輝くという初日の出。一度、拝んでみたいです。 幻水 まさに都会の初日の出です。ビルが一斉に輝く様子が目に浮かぶ。 而云 私が近所の公園に見に行く初日は、ビルとビルのすき間から出ます。後方にもビル群があれば、句のような光景を目にすることができるはずだ。 啓一 人工の建築物に当たる初日ですね。これは頭の中で作った句ではないと思う。実景でしょう。              *            *  本欄は元旦から三日間、新年の句を紹介し、「実は昨年作の句でした」とブログの内情を打ち明けた。その後「雑煮」など、本年作の初春の句を紹介してきて、この句は三句目。掲載したい新年の佳句は既に相当揃っているのだが、この後次々に登場させるわけにもいかない。立春は二月四日だから、冬季の句を早く消化しておきたいのだ。春になればなるべく春の句を。もう一人の筆者(水)氏もそう考えておられるはずだ。(恂)

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