立て衿のか細き首や冬浅し     水口 弥生

立て衿のか細き首や冬浅し     水口 弥生 『合評会から』(日経俳句会) 実千代 冬の初めの情景がよく表わされている。初冬はマフラーを巻かずに衿を立てるので首が見えるんですね。 臣弘 散歩の途中にお茶の先生らしい人とすれ違った。その人の衿元を想像した。寒い日が分かるような気がした。 二堂 私も首が細いので分かるが、細いと寒さを感じやすい。この人も痩せている人で寒さを感じているなと思った。 てる夫 「か細き首」だから、女性がおしゃれな着方をしていると見た。 而云 「立て衿」は見たことないと思い辞書引いてみると、「立ち衿」と同じだ。衿を立てていることで、色っぽく見えたのだろう。           *       *       *  洋服の襟を立て洒落た着こなしの美人が目に浮かぶ。「細い首に人気があるのは、この句会に男性が多いからでしょう」(阿猿)というコメントに爆笑の渦。(水)

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