剣先に西日一閃闘牛士(マタドール)      岡田 臣弘

剣先に西日一閃闘牛士(マタドール)         岡田 臣弘 『合評会から』(日経俳句会) 啓明 「西日」の季語で、よくスペインを持ってきた。リズムがいいし、剣に西日にも工夫が見えますね。 庄一郎 この句は動詞を全く使っていない。私の好きなタイプで、見事な出来です。 十三妹 闘牛に「西日」が効いています。スペインで何回か闘牛場に行きまして、マタドールが剣を刺す場面の記憶は鮮やかです。でも牛が苦しんで死んでいくこともあり、もう絶対に見たくない。 正裕 止めの剣先に西日が一閃。まさに瞬間を切り取った。ただマタドールのルビはどうかな。※本欄にルビは入らない。 正市 日本語に外国語のルビを振るというのはどうでしょうか。 水牛 カタカナのルビはどうかなぁ。昭和の初めにはよくあったが、二兎を狙ったいじましさがある。(笑い) 臣弘(作者) いじましい私ですが(笑い)、ピカドールが最初に出てきて馬上で牛を刺す。次にバンデリオというのが出てくる。闘牛の華は何と言ってもマタドールで、最後に刺す場面は実に恰好いいんです。                  *         *  闘牛士にいろいろな種類があるとは・・・。知らない人には読み方が必要か、と思い、カッコ内に入れた。(恂)

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