のどかさや草食む馬の隠岐の島   宇野木 敦子

のどかさや草食む馬の隠岐の島   宇野木 敦子 『合評会から』(双牛舎俳句大会) 啓一 「のどけし」を月並みでなく、しっかり詠んだ傑作。 庄一郎 隠岐の島のあちこちで草をはむ馬たちの姿、ゆっくりと時が流れる。 博明 隠岐の島とは、こういうところかなあと景色が想像できる。 進  私も隠岐には行ったことないが、おそらくのどかな島なのだろう。馬がのんびりと草を食んでいる様子が想像される。 照芳 広大な空間を巧みに詠み、 隠岐の島に行ってみたいという気分になる。 久敬 「草食む馬」と「隠岐の島」で、都会から遠く離れた雰囲気を感じる。 正義 NHKの朝ドラを思い出した。のどかな島の雰囲気を醸し出した逸品。           *     *     *  感じの良い句である。案の定、句会ではたくさんの票を集めた。この島に行ったことのない人も採っているのは、こののんびりした詠み方に共感を抱いたからであろう。原句は「草食む馬の」だが、「のどかさや馬の草食む隠岐の島」としたらどうだろう、とふと思った。(水)

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