花の名をたずねつ春の小川かな 高瀬 大虫
花の名をたずねつ春の小川かな 高瀬 大虫
「合評会から」(番町喜楽会寺家吟行)
双歩 吟行の句として、すなおで分かりやすいですね。
白山 桜も残っていたし、菫も咲いていて、この句の通りでした。
而雲 花は桜のことですが、この場合は「春の小川」があるから、野の草花でしょう。
百子 すっと読めました。この句の通りで、花の名をたくさん教えて頂きました。
冷峰 小学校唱歌を思い出しました。後期高齢者が多いから、みなさんも同じじゃないですか。春の小川。岸のスミレやレンゲの花に、ですか・・・。
光迷 水牛さんのお蔭で、いろんな花の名を覚えました。
啓一 吟行だから、こういう句が出来るのですね。
佳子 そうですね。一人の散歩で、このような句はあり得ません。
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よき吟行は、後期高齢者をも子供の頃に返す。そう言えば「春の小川」の鼻歌が聞こえてきたような・・・(恂)