箒目の気ままな庭や小鳥来る     大熊 万歩

箒目の気ままな庭や小鳥来る     大熊 万歩 『合評会から』(日経俳句会) 二堂 庭はさっさと掃いたのでしょう。普通の家にも小鳥が来た、という嬉しさがよく出ている。 実千代 箒目がまっすぐではなく、「気まま」としたところが、すごくいいと思います。 正市 寺などではないが、そこそこ広い庭でしょう。庭掃除の最後で塵取を使うと、どうしても箒目は乱れますが、その辺は気にしない。「気まま」という表現が斬新です。 双歩(啓明改め) 庭に小鳥来るは当たり前ですが、気ままに掃いた様子に味がありますね。 万歩(作者) 初め「箒目の正しき」としたのですが、いろいろと変えてみまして・・・。 誰か 推敲の勝利だな。             *         *  表現をいろいろと変えみたが、結局元通り、という経験は誰にもあるだろう。しかし気に入らない言葉は、変えなければいい言葉にならない。「推敲の迷路」の先には必ず出口があるとも言う。(恂)

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