水洟の子等追ひかけて保育ママ   高橋 楓子

水洟の子等追ひかけて保育ママ   高橋 楓子 『合評会から』(番町喜楽会) 冷峰 よく見る光景。お母さんや保育園のお姉さんの手を振り切って駆け回る。男の子たちは水っ洟。それが目に浮かんできます。 厳水 私の住んでいる回りにも保育所がたくさんありまして、保育ママたちが子どもを車に乗せたり、引き連れて、公園に出かける。その風景だなあと。           *     *     *  女性の社会進出に伴って問題になって来たのが保育施設の不備。圧倒的に足りないのだ。それを補うために、「昼間里親制度」とか「家庭的保育事業者」とか地方公共団体によっていろいろな名前が付けられているが、要するに保育士や看護師の資格が無い普通のお母さんでも、保育の場として使える部屋があれば居宅で保育事業が認可される制度が出来て、これがいま大流行だ。  作者は言う。「だけどちっちゃいの引き連れて散歩させなきゃいけないでしょ、それが大変なの。ひどいのは台車なんかに何人も詰め込んで公園まで引っ張って行くのよ。言うこと聞かずに遠くに駆けだして行っちゃう子もいるし」。確かに大変でしょうなあ。(水)

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