寒吟行群れを率ゐる赤リュック     高石 昌魚

寒吟行群れを率ゐる赤リュック     高石 昌魚 『合評会』(日経俳句会吟行) 臣弘 いましたね、赤リュックの人が。情景描写がうまい。 水馬 赤色が見えてきます。動きのあるいい句だと思いました。 春陽子 赤いリュックに続いて行くグループの動きまでを想像させます。 てる夫 リーダーの水牛さんはこの「逆回り奥の細道吟行」の第一回(大垣)の時も赤リュックだった。赤に始まり、赤で仕舞う。なにやらおめでたい。 正市 長期シリーズ吟行の終幕を印象付ける描写です。           *             *  日経俳句会主催の「逆回り奥の細道」の旅は足掛け五年、この一月末の草加-深川でめでたく終了した。吟行句はとかく内向きになりがちで、仲間内にしか通用しない句が作られがちだ。「座の文芸」だと割り切れば、それも悪くないのだが、「みんなの俳句」に載せるとなると、やはり「外向き」が第一条件にならざるをえない。吟行句について、ちょっと問題提起したつもりである。(恂)

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